ため息をついてマップを見ていると、

「あ、ここ行きたい!」

そう言って私が指さした先は

かなり美味しそうなあんみつ屋さん!

「優雨、目がキラキラしてる…」

夕実はそう言って

私に迫ろうとする杉浦君をぐいぐい押して懸命に阻止。

けど、

「下梶そこがいーの?じゃー行こっか」

ついに肩をガシッと捕まれ、

そのまま連行されるようにあんみつ屋さんに。

「はい、到着っと」

「えーと、案内ありがと」

「いえいえ下梶のためだし?」

うわ〜…

「おいおい杉浦〜、下梶ばっか構ってんなよ」

「俺男には興味ねぇから」

「ちょっとぉ、私らもいるよー?」