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「はぁ〜」

「なんとなく幸せそうなため息が聞こえたよ?」

昼休み、そう言った夕実の言葉に

顔をほころばせたままそっちを向く。

「そう?
実はね、今日も放課後に久瀬君と委員の仕事あるんだ」

「なんか嬉しそうね?」

「そう?」

そう言ってふふっと笑う私。

確かに、まったく嫌じゃない。

だってまた久瀬君と話せるし…

なーんて。

仕事はやっぱり大変だし、

できればまっすぐ家に帰りたいけど、

なぜか放課後が待ちきれない。

授業中でも、

今日はなに話そう、とかつい考えてしまう。