「繭!大丈夫?!」

栞が心配そうにトイレに入ってくる。

「うん…一気に頬張りすぎちゃったのかな?ふふふ。」

そう言って笑うと栞が一瞬顔を赤くした。

「もしかして…繭。おめでたじゃない?」

…………。

返事が出来なかった。

私もここ最近その疑いがあったからだ。

「そうなの…かな。はは。明日病院行ってみるよ。」