それから半年後。

今日は誠也さんが出張なので栞とお食事!

「繭〜!」

おーい、といってブンブン手を振っている栞を見つける。

「栞!いい店見つかった?」

そう。今日のレストランは栞が選ぶことになっていたのだ。

「うん!焼肉よ♡そんなに高くないんだけど、食べ放題でお得なの!」

栞は満足げに笑っている。