そう言って誠也さんの顔が近づいてきたとき…

「おはよう、なにしてるの?」

お風呂から上がったお母さんがこちらを笑顔で見ていた。

私たちはさっと体を話す。

「なんでもないよ!誠也さんの肩を揉んであげようと思って…。」

気づかれないように必死に言い訳をする。

「あら、そうだったのね。」

意外に納得するの早いわね。よかった。