結局、それを引き受けることも拒絶することも出来ないまま、私は一人優木くんのおばあさんの家を出た。
カツンカツンと響くヒールの音。俯いたまま歩き始めると見知った靴が視界に入ってきた。
「・・・美津子に何か言われた?俺を説得しろとか」
嘘を吐いても仕方がないと思ったからコクンと頷いた。そっかと踵を返す優木くん。沈黙が続く二人の空気が重い。
でも、美津子さんの気持ちも分かるから優木くんだけの意見に賛同出来なくて、何も言えない。
おばあさんに結婚式を見せてあげたい。私たちの気持ちはお互い確かめあったからそれだけで結婚したいと言っているんじゃないことはもう分かる。私を好きだから結婚したいとプロポーズしてくれたって。
でも、おばあさんが参加出来ないのならこの結婚を急ぐ必要もないし、ゆっくりと時間を掛けて付き合って結婚するのも遅くない。
どっちが正しいんだろう?どっちがいいんだろう。美津子さんも優木くんを思うが故の意見。変わっていくおばあさんの姿を見せたくない。
私ならどうだろう?自分のおばあちゃんが変わっていく姿を見たいかな?それとも好きだった姿のまま覚えていたいかな?
「じゃあまた、明日」
カツンカツンと響くヒールの音。俯いたまま歩き始めると見知った靴が視界に入ってきた。
「・・・美津子に何か言われた?俺を説得しろとか」
嘘を吐いても仕方がないと思ったからコクンと頷いた。そっかと踵を返す優木くん。沈黙が続く二人の空気が重い。
でも、美津子さんの気持ちも分かるから優木くんだけの意見に賛同出来なくて、何も言えない。
おばあさんに結婚式を見せてあげたい。私たちの気持ちはお互い確かめあったからそれだけで結婚したいと言っているんじゃないことはもう分かる。私を好きだから結婚したいとプロポーズしてくれたって。
でも、おばあさんが参加出来ないのならこの結婚を急ぐ必要もないし、ゆっくりと時間を掛けて付き合って結婚するのも遅くない。
どっちが正しいんだろう?どっちがいいんだろう。美津子さんも優木くんを思うが故の意見。変わっていくおばあさんの姿を見せたくない。
私ならどうだろう?自分のおばあちゃんが変わっていく姿を見たいかな?それとも好きだった姿のまま覚えていたいかな?
「じゃあまた、明日」

