強引同期と偽装結婚することになりました

「はい。はい。よろしくお願い致します」

5月下旬、星の湯に営業のアポを取った。やっぱり星の湯の託児所の魅力に適うところはなく、星の湯をメインに旅程を組むことにした。


星の湯から30分以内で行ける場所をピックアップして、昼食、観光。そして万が一のために近くの病院。

赤ちゃんは突然、発熱することもある。そんなときに病院を探し回るよりはすぐに行ける病院を確保しておいたほうがいいと優木くんが教えてくれた。

「でも、赤ちゃん連れの一番の問題はその日その時間に集まることが出来るかっていうことですよね。あと人数。定員割れすると厳しいような、って葵さん、違うんですよ。いろんなパターンを考えて話してるだけで」


「うん。分かってる、美夏ちゃんが心配してくれていることくらい。そうだよね。赤ちゃん連れでバスツアーなんて問題だらけだもんね」


「バスは問題ないと思うんですよ。グループ会社だし。融通性はありそうなんで。後は、宣伝ですよね」


久しぶりに美夏ちゃんと晩御飯を一緒に食べることになり、今日はイタリアンの店にやってきた。一難去ってまた一難。


星の湯近辺でなんとか昼食の場所を決めたけれど、美夏ちゃんの言うように集客の悩み。