「俺さ、紗南とハグしたいんだけどダメ?」
ドキっとした。
ダメなわけない、むしろ嬉しいにきまってる。
でも彼はなんで私にそんなこと頼んできたんだろう?そう思いながらも
「え?笑うん、いいよ」
「ありがと。」
そうしてニコッと笑った彼は、優しく抱きしめてくれて…
「オシャレしてきてくれたから俺めっちゃ恥ずかしい」
「オシャレしてないよ!私ダサいし…」
「こんな可愛くしてきてくれるんだったら、俺だってちゃんとオシャレしたかった横歩くの恥ずかしいじゃん笑」
そういってまた、優しく笑う彼。
それにまた惹かれていく私…
もうやめてよ…恥ずかしいよ…
