「右京が付き合ってって言ったらどーすんの?」
俺が桃にこんな質問を投げ掛けたのはクラス全員が桃と右京が両思いなことを知っていたからだった。
「まぁ、おっけーかな」と少し濁す。
部屋に戻ると右京が鬼の形相をしていた。俺が聞きに行ったことを怒ってるらしかったが右京は答えを知っていなければ行動できない弱々しい男なのだ。
「じゃあ、晴也の好きな人にも聞いてくるから」
「おいまて、」
「俺が好きってこと相手が知らないのにそんなこと聞いたらばれるだろ」
「んなことしらん」
隼人と右京は面白そうに部屋を駆け足で駆けていく。
それからの2泊3日生活は楽しかったと言えば楽しかったがある意味地獄でもあった。
質問の答えは「気分次第かな」という曖昧なものだ。
ポジティブにとらえれば可能性あり!ネガティブにとらえれば俺のことを好きではないという現実を突きつけられる。
歯磨きを済ませ部屋に戻ろうとするとまゆに呼び止められた。
「ん?どーしたの?」
「好きな人って誰?」
「教えると思う?」
「やさしーからっ」
「ざんねんでした」
今いうのはさすがに勇気がいる。
部屋に戻り隼人にどう告白したかを聞くと告白はしてないらしかった。相手から好きな人を聞かれ答えたら両思いだったとか。
なるほどとおもった。
「次聞かれたら答えるよ」
「気分が乗ってるときだといいな」
隼人はいつも人のことを前向きに考えてくれる根っからの優しい奴だ。
翌朝また好きな人を問われたが答える勇気はでなかった。
「教えてくれないならウインクして」
なにいってるんだか。
「なんの関係が?笑」
「いいから、ね?おねがい!」
「いつかね」
食堂に行きパンとスープとチーズとサラダなどが配られそれぞれ食べ、部屋に戻りハイキングの身支度を済ませるということになっていた。
先程のいつかは意外とはやくやって来た。朝食を食べてるときまゆのことが気になりこっそり顔を見ようと思ったら目があってしまった。言い訳としてウインクした
そしたら飯のとちゅうなのにひとりはしゃぎ出したのだ。
こういう単純というか純粋で子供っぽい姿は弟がふたりいる俺にはかなりきく。
俺が桃にこんな質問を投げ掛けたのはクラス全員が桃と右京が両思いなことを知っていたからだった。
「まぁ、おっけーかな」と少し濁す。
部屋に戻ると右京が鬼の形相をしていた。俺が聞きに行ったことを怒ってるらしかったが右京は答えを知っていなければ行動できない弱々しい男なのだ。
「じゃあ、晴也の好きな人にも聞いてくるから」
「おいまて、」
「俺が好きってこと相手が知らないのにそんなこと聞いたらばれるだろ」
「んなことしらん」
隼人と右京は面白そうに部屋を駆け足で駆けていく。
それからの2泊3日生活は楽しかったと言えば楽しかったがある意味地獄でもあった。
質問の答えは「気分次第かな」という曖昧なものだ。
ポジティブにとらえれば可能性あり!ネガティブにとらえれば俺のことを好きではないという現実を突きつけられる。
歯磨きを済ませ部屋に戻ろうとするとまゆに呼び止められた。
「ん?どーしたの?」
「好きな人って誰?」
「教えると思う?」
「やさしーからっ」
「ざんねんでした」
今いうのはさすがに勇気がいる。
部屋に戻り隼人にどう告白したかを聞くと告白はしてないらしかった。相手から好きな人を聞かれ答えたら両思いだったとか。
なるほどとおもった。
「次聞かれたら答えるよ」
「気分が乗ってるときだといいな」
隼人はいつも人のことを前向きに考えてくれる根っからの優しい奴だ。
翌朝また好きな人を問われたが答える勇気はでなかった。
「教えてくれないならウインクして」
なにいってるんだか。
「なんの関係が?笑」
「いいから、ね?おねがい!」
「いつかね」
食堂に行きパンとスープとチーズとサラダなどが配られそれぞれ食べ、部屋に戻りハイキングの身支度を済ませるということになっていた。
先程のいつかは意外とはやくやって来た。朝食を食べてるときまゆのことが気になりこっそり顔を見ようと思ったら目があってしまった。言い訳としてウインクした
そしたら飯のとちゅうなのにひとりはしゃぎ出したのだ。
こういう単純というか純粋で子供っぽい姿は弟がふたりいる俺にはかなりきく。
