するとミラが振り返りたずねる。

「次はいつにしましょう」

「また来週同じ時刻に。」

「さよなら」

「さようなら」


2人の背中が見えなくなると僕はドアを閉めその場に座り込んだ。


また来週まで会えない…

愛しいミラ…

どうして君は魔女の娘なんだ…

どうして…

どうして僕は彼女に会うだけで父に殴られないといけないんだ…


僕は絆創膏を貼り、机の上の冷めた紅茶とミラのクッキーに手を伸ばした。