「レグルス、指見せて!!」

「あっまだ針が出てるから危ないよミラ!」



頭がズキンと脈打って、それが魔女の本能だとすぐさま分かった。

あなたがほしい



レグルス。あなたの愛を永遠のものにしたい。



気がついた時には私はレグルスをベッドに押し倒し
彼の指先を口に含んでいた。


「ミ…ミラ?」


はっとして彼の手を放す。


コンコン

「アルです。お茶をお持ちしました。」

ガチャッ



使用人が入ってきた…?


私はまだ頭がうずき、使用人の存在もそっちのけで
レグルスにまたがったまま動けずにいた。