トリアと俺は、そのゆがんだ「恋人」をその後3年、
「あの日」まで続けた。
俺は30歳、トリアは23歳になっていた。
「先生。今日も私の部屋に来てね。」
エルナー王子の診察後、いつも笑顔で俺を誘うトリア。
トリアの旦那、エルナー王子が意識を失って3年。
まさかこんなに目を覚まさないと思っていなかった俺は
今日、エルナー王子が目を覚まさなければ、
王様の許可を得た上でトリアを貰い受けようと考えていた。
ドアを開けると愛しいトリアが待っている。
コンコン
「ジオラスです。」
ガチャ
「先生。大好き。」
部屋に入るなりトリアが俺に抱きつき
甘えたように胸に顔を埋める。
「ねぇ、先生は?」
3年間。「愛してる」という言葉をのみ込んできた俺は
トリアの頭を撫でながら答える。
「今日、王子の目が覚めなかったら、君を俺の妻として貰い受けたい。
王様にもその話をするつもりだ。だから…
言葉は王様に許可をもらってからでも良いかな?」
「それって…プロポーズ?!」
「ははっ、そうなる…かな?」
幸せの絶頂に居る気分だ。
彼女が涙を浮かべて喜び俺をきつく抱きしめる。
「先生。嬉しい。」
俺達は慣れた手つきで鍵を締め、電気を消してカーテンを閉めた。
カーテンを閉めていたトリアを、たまらず後ろから抱きすくめ
俺は彼女の首にキスをする。
今日で、道ならぬ恋は終わりだ。
これからはちゃんと愛してると言えるんだ。
「あの日」まで続けた。
俺は30歳、トリアは23歳になっていた。
「先生。今日も私の部屋に来てね。」
エルナー王子の診察後、いつも笑顔で俺を誘うトリア。
トリアの旦那、エルナー王子が意識を失って3年。
まさかこんなに目を覚まさないと思っていなかった俺は
今日、エルナー王子が目を覚まさなければ、
王様の許可を得た上でトリアを貰い受けようと考えていた。
ドアを開けると愛しいトリアが待っている。
コンコン
「ジオラスです。」
ガチャ
「先生。大好き。」
部屋に入るなりトリアが俺に抱きつき
甘えたように胸に顔を埋める。
「ねぇ、先生は?」
3年間。「愛してる」という言葉をのみ込んできた俺は
トリアの頭を撫でながら答える。
「今日、王子の目が覚めなかったら、君を俺の妻として貰い受けたい。
王様にもその話をするつもりだ。だから…
言葉は王様に許可をもらってからでも良いかな?」
「それって…プロポーズ?!」
「ははっ、そうなる…かな?」
幸せの絶頂に居る気分だ。
彼女が涙を浮かべて喜び俺をきつく抱きしめる。
「先生。嬉しい。」
俺達は慣れた手つきで鍵を締め、電気を消してカーテンを閉めた。
カーテンを閉めていたトリアを、たまらず後ろから抱きすくめ
俺は彼女の首にキスをする。
今日で、道ならぬ恋は終わりだ。
これからはちゃんと愛してると言えるんだ。
