君に遺された恋

なんて身の程知らずなんだろう。

よりによって、使用人の分際で王子を好きになる…?


好きになるつもりなんて無かった。
だけど傍に居て、好きにならない理由なんて無かった。


分かっているのに。

私はただの使用人なのに…


レグルス様の服を選びながら頭を駆けめぐる嫉妬心。


その時、後ろでレグルス様のベッドメイキングをしていた新人使用人ベルが急に口を開く。


「アルすっごい怖い顔!それじゃミラからレグルス様を奪えな…ぐふっ」

「しーーっ!しーーーーっ!!」

私は思わずベルの口を手でふさいだ!