「大体ねぇ・・・っ!・・・ちょっと待って。」









閉じられたカーテンから、差し込む光が目に入る。









「今何時?」









時間なんて気にせず、言い合ってたけど








大「8時10分。」








目覚まし時計を指さして見せると、危機感の欠片もないように言う。


















「いや、遅刻!」









今日普通に学校じゃん!
もう出ないと間に合わないし!









ていうか、大翔の家に止まったのがバレたら
めんどくさいことになる。









いつもこの時間を、家の中でバタバタしてる。
戻らないと、外泊したことがバレる!



























「帰るから、大翔も学校の準備しててよ!」








何処かにやった携帯を探しながら、慌てて言う。








大「もうサボっていいでしょ。」









まだ寝たりないのか、あくびをしてのんきな事を言う。




























「ダメに決まってるでしょ!そもそも、この事バレたら・・・」



















ん?









どこからか聞こえる、小さな音。









大「お、あったぞ。」









布団の中をもぞもぞとすると、私の携帯が出てきた。









なんで布団の中に・・・








それどころじゃない!