大「近くで辛いお前見てきたんだし、幸せそうにしてるとこ見ないと俺も安心できないだろ。」








なんか、嬉しいこと言ってくれてるのは分かってるんだけど









子供扱いするかのように、頭を撫でながら言うもんだから
感動が半減する。









「でもそれじゃあ、一生無理なんじゃない?」








読みかけの漫画を閉じて、放り投げると








ベットに顔を隠すようにうつぶせる。








「きっと・・・うんん、絶対諦められないまま終わりそうだから。」


























ずっと、雄希だけを想って終わるんだと思う








だって諦めようと思って数年








諦められず、今に至るんだから。







































「なんで・・・」








家でやったゲームの疲れが出たのか








少しづつ重くなる瞼。



























同じ時に出会って







同じ時を過ごして







同じように育ったのに
























「優那なの・・・?」
















私と優那、どこが違った?






どこを好きになったの?







雄希はそのままでいいって言うけど







私も優那みたいになったら







好きになってくれる?





























「ねぇ、雄希・・・」








教えてよ




























気づいたら、意識を手放していた。