「もー、いいや。」
責めるのもバカらしくなり、テレビを消す。
面白い所見逃しちゃったし、見る気がなくなった。
・
・
机の上の飲みかけのコーヒー牛乳を手にすると、大翔の横に座る。
「何?今日は何で対決する?」
沢山のゲームソフトが並べられた棚を見ながら聞く。
晩御飯の後は、毎回ゲーム対決をしてる。
これも恒例かな。
・
・
「格闘系?レース系?」
どれも大翔じゃ、相手にならないけど。
でもそんな大翔を負かせるのが、なんかスカッとするんだよね。
例の勝てないゲームがある分、ちょっと大人気なくなってしまう。
・
・
・
大「うーん、どれにすっか。」
そう言うと、ベッドから立ち上がってソフトの並んでる棚に行き
あれこれと手にして、悩んでる様子。
・
大翔に好きなのをさせようと思い、携帯をいじっていると
大「手、繋いでたな。」
その言葉に、携帯から顔を上げる。
・
大貴の方を見ると、背をむけたまま
まだゲームソフトを選んでる様子。
責めるのもバカらしくなり、テレビを消す。
面白い所見逃しちゃったし、見る気がなくなった。
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机の上の飲みかけのコーヒー牛乳を手にすると、大翔の横に座る。
「何?今日は何で対決する?」
沢山のゲームソフトが並べられた棚を見ながら聞く。
晩御飯の後は、毎回ゲーム対決をしてる。
これも恒例かな。
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「格闘系?レース系?」
どれも大翔じゃ、相手にならないけど。
でもそんな大翔を負かせるのが、なんかスカッとするんだよね。
例の勝てないゲームがある分、ちょっと大人気なくなってしまう。
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大「うーん、どれにすっか。」
そう言うと、ベッドから立ち上がってソフトの並んでる棚に行き
あれこれと手にして、悩んでる様子。
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大翔に好きなのをさせようと思い、携帯をいじっていると
大「手、繋いでたな。」
その言葉に、携帯から顔を上げる。
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大貴の方を見ると、背をむけたまま
まだゲームソフトを選んでる様子。
