一方通行 1

「バカだ、こいつ。」








テレビの中の芸人に言いながら、アイスを食べる。






































良い所に入り、芸人が面白いことを言う前振りをしてる









「うんうん、それで?」








笑った顔のまま、一人でテレビに話かける








早くオチ来い!









そう思い、テレビに見入り構えていると







































大「凛那ー!」








ドアが開く音と共に、大きな声









一瞬その声の主の方を見たけど









すぐにテレビに目線を戻す。









すると、オチを話し終えたのか爆笑してるスタジオ。

















「大翔のせいで、何言ってるか聞こえなかったじゃん!」









良い所だったのに!









「てか、勝手に入ってくんな!」








せめて、ノックぐらいしろと言ってるの、言う事を聞こうとしない。









大「俺のせいかよ。」








悪気がないように、私のベッドに座り込む。


















あんたのせいでしょうが









そんな意味を込めて睨みつける。