一方通行 1

大「えー、冷たいこと言うなよ。」








駄々をこねるように言いだしたかと思えば









「ちょ、重い!」








急にのしかかってきた。









よく少女漫画なんかにある、青春っぽいものならまだ許せたものの・・・








男友達の絡みと何ら変わらないように、ただ私にのしかかってきた。









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いい歳してるのに、何してるんだ









ガキか!









大翔をどかそうとしながら、心の中でツッコミを入れる。









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雄「何してんの。」









大翔をどかそうと奮闘してた手が、その声で止まる。









大翔も反応したのか、少し離れた隙を狙って









「どいてよ!」









思いきり押して、離れた。









大「いって!お前、もうちょっと優しくしろよな。」








手首をクルクルしながら言う。









大体、大翔が悪いんじゃん。








「てか、コーヒー牛乳返して。」








大「もう飲んだし。」







そう言うと、空になったパックを潰した。









「ちょっと!」








大「あ、まだ口に残ってるけど。いる?」









何も入ってない口を開けると、そう言った。









「は?」








意味が分からない。
もう飲んじゃってるじゃん。









大「キス。」









恥じらうように口元を隠すと、何とも呆れた事を言い出す。









ちなみに、大翔は元々こういう性格。
女の子にいい顔をするのが得意。









そのせいで毎度毎度、勘違いする女の子が続出する。









私だけではなく、誰にでもこんな感じだから正直慣れてしまった。









幼馴染の私にまで、良い顔することないのに。









私からしたら、正直呆れる。