一方通行 1

頭に何か乗ってる感覚で意識が戻る。









それでも特に重いと思わず、気に留めない。







































いや、待て








頭に重い?









目は開けてないけど、私居眠りしてたよね?









今どういう状況?









感覚では、何かに頭を預けてるような・・・









机にうつぶせてないのは間違いない。








今学校だよね?








寝ぼけてないよね?





























よし、いざ!









気合を入れて、勢いよく目を開けた。





























斜めになってる視界が広がった。









黒板、教卓が全て斜めに見えて









まだ感じる、頭の違和感。





























ゆっくり頭に視線を向けると





























「ちょっと。」








冷静に呼びかける。









視線には私の頭に、大翔が頭を預け








目をつむってる様子。




























大「んー?」









起きてるの?








「どいて。」








大「先に寝てきたのお前だぞ。」









そう言うと目を開け、私に目線を向けてきた。





























確かにこの状況からすると、私が先に大翔の肩にもたれて寝てたことになる。









でも無意識なわけであって・・・








睡魔が怖いものだと思い知らされた








まさか眠ることで、二度もやらかすとは・・・