一方通行 1

大「あれは仕方ないだろ。俺だって寝てて、無意識だったし。」









箸で私を指すと、許せよと言った。









「は?」









ちょっと、意味が分からない









こいつは何の話をしてるの?









雄希も意味が分からないと言った顔で、大翔を見てる。





























「ちょっと、何言ってるか分かんない。」








大「は?生腹触られたことに、怒ってるんじゃねーの?」









「は!?」








こいつ、何言ってんの!









全然違うし、バカじゃないの!?




























大「だって初めてが、何とかって言ってたろ。」









自分の言ってる事の重大さに気づいてないのか、サラッと言いのける。









「おまっ・・・バカか!」









慌てながら大翔の肩を叩くと、雄希の様子をうかがう。

















雄「初めて・・・?」








誤解だと否定した後の発言








さすがに不快だったのか、不機嫌そうに見える雄希



















「あ、いや・・・!」









大「無意識でちょっと手が乗っただけだぞ?そこまで怒るなよ。」









こいつはなんでこうも、事をややこしくするのだ。