えーっとぉ・・

今2人は大きな紙を見ていた。


『あ、あったあった!
私達クラス一緒だよぉ』

唯が半泣きで言った。

そう大きな紙とはクラス表の事。

『えっと、1―Fだって』

『F?!何クラスまであんの?』

『んとぉJまであるみたい☆』

『・・・多っ』

『さすがだねぇ。
じゃぁ教室行こー』

『うん』



2人はおしゃべりを楽しみながら

教室へ向かった。


『ねぇねぇ教室まだー?』

唯が聞いた。

『もーちょっと、今Eだから次じゃない?』

・・・・・

『あった!ここじゃん』

唯の指先には

1―Fという札がかかった教室が。

2人がやっと教室に入ろうとした時―――・・



~ピンポンパンポーン~

~1年F組姫野愛華さん、至急理事長室までお越しください~


『・・・・・・』

『愛華?早速呼び出し?笑
いってらっしゃあい』

『ウチ・・?何でぇ』


愛華はぶつぶつ言いながら

放送の通り理事長室へ向かった。