「マイマイ!もうこれは神頼みにかけるしかないね!」 「そうだね、お祈りしよしよ」 窓際のいちばん後ろの私の側で エミちゃんとマイちゃんが空に向かって手を合わせている。 そんなに安西くんとなりたいものなの...? 野菜切って、お肉焼いて、一緒に食べるだけの班だよ? 私は、たぶん今ごろ必死で願っているであろう2人を 頬杖をついて、ただ見ているだけだった。