「...ちょっと!早希ぽんってば!私の話聞いてるー?」 「へ?」 突然、エミちゃんの声が聞こえて ハッと我にかえる。 「ごめん聞いてなかった...何だっけ?」 いけないいけない、安西くんのこと考えすぎてたわ。 「だからー、安西くんたちと同じ班になれたらいいよねって言ったんだよー」 ...班? あぁそっか、今はたしか総合の時間で 今度の遠足の班決めをしてたんだっけ。