「...安西くん...⁉︎」
振り返ると、安西くんがいて
わけがわからないまま
そのまま、ズルズルと引きずられ
どこかの教室に連れ込まれた。
そして、早業でカギを閉められる。
...え?いま何が起きてんの?
「...え、安西く...教室にいたんじゃ...」
ジュースを買いに行く前、安西くんがクラスの人たちとご飯を食べていたのを見ていた。
なんでこんなとこに...
「え?教室になんかいなかったけど?」
「...はい?」
「まぁいいじゃんそんなこと。それより...」
安西くんがズボンのポケットを探り
取り出したのは
「はいこれ、落とし物」
探していた、ウサギちゃんストラップだった。
