「...なに、覗き?」
扉からヌッと姿を出して来たのは
シャツのボタン全開で
チャックもボタンも開いたズボンからは
ピンク色のパンツが見えている...
最中でしたと言わんばかりの安西くんだった。
「ち!違います!覗きじゃなくて...っ、その...鞄取りに来たんです!」
安西くんは、私を上から下まで舐めるようなじっとりとした目線で見たあと
「...あー、ここのクラスの人?」
なんてことを言ってきた。
まさか私、クラスメイト認知されていない系?
ショックなようなショックじゃないような...
まぁ、私、目立つようなタイプじゃないし
認知されていなくて当たり前?
