「あんたさ、今日の試合時間合計足しても3分にもならないんじゃないの⁇」 「まあ、俺強いんで。」 「うーっムカつくーーっ‼︎」 日にちは変わり、市中体連2日目が始まった。 はじめに男子の個人戦なんだけど、悠雅は王者の名に恥じない、圧倒的な強さでトーナメントを勝ち上がり、次は準決勝。 わかってたことだけど強い、強すぎる…。 悪態を吐く私のそばで悠雅は面をつけ始めていた。