「何よ…。その顔は。」


瑠衣の言葉により、声にならない驚きを顔で表現していた私たち。


「瑠衣も…ちゃんと…受験のこと…考えているのかと…っ」


「ううーっ…中卒でいいわボケなんて言ってた瑠衣があーっ…。」


「中学校すら行きたくないって言ってた瑠衣が…。」



一斉に涙声でそう喋り出した私たちに瑠衣は結構引きながらも困ったような笑顔で私たちの頭に手を乗せた。