(完)年下男子に惚れました

実際、どうして瑠衣と仲がいいのかと聞かれたら首をかしげるだろうけど。


瑠衣は外見が中学生とは思えないほど派手だし、自分の思ったことはズバズバ口に出すし、正直嫌われやすい。


だけど、信用した相手は何があっても裏切らないし、本当はとても優しいし、私の自慢の親友だ。



なーんて、想いにふけってたら、ずっとのろけていたらしい瑠衣が眉をしかめた。


「ちょっと優菜聞いてる?」


ただこの彼氏がいない期間が一週間続いたことがないってのはやめてほしいものだ。



そんな思いは胸に隠して適当に答えた。



「聞いてる聞いてるー。」