そんな私を呆れたような目で眺めた悠雅が隣に座った。


肩が少し触れてドキッとする。


何でこいつにときめいているんだ…。



「まだ悩んでるんっすか?」


剣道部のことを指してると気づき、無言で頷く。


そんな私をしばらく見つめて悠雅は口を開いた。



「難しく考えても、先輩が素晴らしい解決策を思いつけるわけないし、思ってることをそのまま言えばいいんじゃないっすか?」


「はあ?」


今、さらりと結構失礼なこと言ったよねコイツ。


「悩むくらいならさっさと行動に移せばいいんじゃないですかーって言ってるんですよ。」



「え…?」


「それが先輩らしいんじゃないっすか。」