(完)年下男子に惚れました

眩しいオーラを纏う私たちをしばらく見ていた蒼と瑠衣は心の底からのようなため息をついた。


「もういいや。私、部活…。」


「私も今日、てっちゃんとデートだわ。」


てっちゃんってのは瑠衣の昨日出来たばかりの新しい彼氏。


なぜか疲れ切った顔の2人はもう一度ため息をついてそれぞれの方向に歩いて行った。


残された私と瑠衣は固く握手を交わして別れた。