(完)年下男子に惚れました

またいつもの口喧嘩になりそうだ。



ここはちゃんと素直に行こう。



「私さ、初めはあんたのことすごく嫌いだったよ。生意気だし、無駄に強いし、馬鹿にしてくるし」



そう話し出すと、悠雅はジトーっと睨んでくる。



「でもさ、何だかんだいっつも私、あんたに助けられて、支えられて。私、あんたがいなかったら剣道続けられなかったかもしれない。私素直に言えなかったけどさ、ずーっとあんたのこと大好きだったよ」



そう言って、笑顔を見せると、悠雅は目線をそらした。



慌てて顔を覗き込んでみる。



「悠雅、顔真っ赤じゃーん!」



悠雅の顔は耳まで赤くなっていた。



ん…。



ていうかどさくさに紛れて忘れてた。



え、悠雅って、私のこと好きだったの?



え…ちょっと待って。