(完)年下男子に惚れました

「ああーっ、そうだ!あの時の生意気な小学生!確かにこんな顔だった!」



「だって、それが俺だもん」



そうだ。


私は一度悠雅と会ったことがあったのだ。




衝撃の事実に呆然としていると、悠雅はさらに私を抱きしめる力を強くして顔を埋める。



「でもさ、先輩、俺のこと好きなら、あの時の男誰?」



「あの時?」



「新人戦の!先輩に抱きついてた奴!」



「…悠雅…。それ私のお兄ちゃんだよ」



「はあ?嘘でしょ。超嬉しそうな顔してたじゃないっすか!」



「はあ!?んなわけないでしょ!それは幻覚よ!」



「この目でしっかり見ましたー」