(完)年下男子に惚れました

無言の時間が異様に長く感じる。


本当は10秒もないんだろうけど。



徐々に視線が下に下がっていく。



悠雅の顔をまともに見れない。




声をかけようとしたその瞬間だった。



力強い力に引っ張られて、気づけば私は悠雅の腕の中にいた。



小さな吐息が漏れる。






「俺の方がずっと前から好きだったよ」