(完)年下男子に惚れました

思わず、飛び跳ねようとした瞬間、痛みを思い出してそれをやめる。



そして、面をとり、汗を拭き取った瞬間、莉桜が私の前に来て、軽く頭を小突いた。



「あんた、足本当は怪我してたんでしょ。」



「あ〜、ごめん…。」



素直に謝ると、莉桜は眉間にしわを寄せる。



「馬鹿じゃないの。なんで言わないのよ。」



そう文句を言いながらも瞳は少し潤んでいる。



「ごめんね。でも勝てた!」


そう明るく笑うと、莉桜は盛大にため息をついた。