(完)年下男子に惚れました

「何が大丈夫なんすか…。」


呆れたような顔で私を見つめる悠雅。


私はしばらく俯いていたが、しばらくして声を絞り出した。



「言わないで…。絶対大丈夫…だから。」



震える手の甲に、涙がぽたっと落ちる。



悠雅にあきらめろなんて言われたくない。



悠雅の前でどうしても勝ちたい。



「言えるわけないじゃないっすか。あきらめろなんて。」



その言葉に思わず顔を上げると、悠雅は苦笑いを浮かべていた。



「あきらめろっつったって聞かないだろうし。ほら、足力まないで。」


「へ…?」



その言葉にキョトンとしていると、悠雅はテーピングを取り出して私の足に巻き出した。



「俺結構怪我するんで、慣れてるんすよ。」



そう言いながら、慣れた手つきで私の足を固定していく。