(完)年下男子に惚れました

「先輩、自分でせめて打つのは上手いけど、それしかできないからすぐ読まれるんすよ。」


私がダメなところを教えてくれと泣きついたら悠雅は即答した。


残念ながら頭の上にいくつものはてなが並ぶ。


「攻める以外にどうするの?」


「相手を誘い出すんすよ。そこを打ち込む。」



「え〜、私それ苦手〜。」


「んなこと言ってるから、負けるんすよ。」


悔しいけど、言い返せない。


確かに私は誘い出すとか、フェイントとかすっごく苦手。


やっぱ、馬鹿正直だからなのかなあ…?