(完)年下男子に惚れました

明確な注意をしてくれる人がいない中の稽古はなかなか辛い。


ただ、同じことの繰り返しのように思えてしまうのだ。


私はもっと強くなりたい。


そして、結局私が行き着いた答えは、悠雅だった。


悔しいけど、悠雅のうまさはうちのチームの中では群を抜いているし、アドバイスや注意は自分より確実に上手い人に聞いた方がいい。


それで私は日々、悠雅に助けてもらうという、キャプテンとしてはなんとも情けない稽古をしている。


だけど、教え方は上手い。