「はい。」


素直に縮こまって謝る私。


その横で涼しげな表情の悠雅。


キャプテンの威厳なんてあったもんじゃない。




意外と時間が流れるのは早いもんであっという間に合宿の日はやってきた。


なんと顧問、バスを運転できた。


ってことで、バスを一台部費で借りて全員バスに乗っていくことになった。


しかし、悠雅への気持ちを忘れて普通に楽しもうと思っていた私の気持ちは簡単に裏切られた。


莉桜の横の私、隆哉の横の悠雅。


通路を挟んで隣同士だった私たちはいつものようにギャンギャン喧嘩。


超絶ドライな性格のお二人の副キャプテンは安眠妨害をとてつもなく嫌った。


出発して30分も経たないうちに副キャプテンたちは激怒して、私たち2人はまとめて後ろの席に隔離された。