俺は黒宮ルカ。
ここ葉月学園の王子と呼ばれている生徒会長だ。
そして今隣にいるのは、俺の幼なじみの伊神レイ。こいつも学園の副会長で俺と同じく王子と呼ばれている。
学園の中に2人も王子がいるのは、珍しいがここはもともと女子だけが通ってた学園だ。
まぁ仕方がないのだろう。
学園の王子と呼ばれている俺でも完璧ではない。しかし女子が求めるのは完璧な人間。
そんな奴がどこにいると思いながらも、俺は猫をかぶっている。
レイはもともと静かな性格だが、王子になってから猫をかぶっている。
そんな俺たちに騙された女子たちを家でバカにするのがいつのまにかレイと俺の日課になっていた。
でも、そんな俺たちでも恋はするものだ


その子の前では完璧ではいられないー




この学園での俺たちの世界が
今…広がっていく