愛里姫「ひ、広い……」

すごく広い。私の部屋は803号室。

四人部屋みたいでその部屋を私1人で使うんだから部屋が余ってしょうがない。

明日から学校。それまでに片付けなきゃ……。

ここは男子高だから女子は私1人。友達出来ないだろうなぁ……

でも、私には友達を作る資格がない。家族すら守れないのだから。






テキパキと動いて、片付けが終わったのは夜の7時。

外は真っ暗でシンと静まりかえっている。

孤独で闇な私にはぴったりだ。

それにこの部屋も孤独な私に当てはまる。

そして、食欲もないから、今日はそのまま寝た。