「愛紗っ!起きろ。」
「お兄ちゃん...」
「うわぁ...お前ブッサイクな顔。」
「え?」
ほんとだ...目が腫れてる...
「なんかあった?お前が泣くなんて珍しい。」
「何もないよ。さ!学校...!」
「待て。行きたくないんだろ?ホントは。」
「でも行かなきゃ...」
「ガマンするな。今日は休め。オレからおふくろに言っとくわ。」
「ありがとう、お兄ちゃん。」
「いーえ。元気になるんだぞ。」
お兄ちゃん...
「愛紗?頭が痛いんだって?大丈夫?病院行く?」
「ううん、平気。1日休めば大丈夫だから。」
「そう?じゃあ、お粥食べる?」
「うん。ありがと。」
「出来たら呼ぶわね。」
「うん。」
あーぁ。今日は休めたけど明日は行かないとダメだよな...
「愛紗。入るぞ。」
「お兄ちゃん!」
「何があったか知らないが1人で抱え込むなよ?何でもお兄ちゃんに相談しろ。じゃ、行ってくるからな。」
「いってらっしゃいっ!」
「愛紗、お粥出来たってさ。一緒に降りよーぜ。」
「うん!」
お兄ちゃん、優しいなぁ...
お兄ちゃんが帰ってきたら相談してみよーかな。
「愛紗、食べ終わったらこれ飲みなさいね?お母さん、今日はどーしても...」
「休めないんでしょ?昨日から大変そうだったもんね。私のことは大丈夫だから、仕事行っていいよ。」
「ごめんね?薬飲んで寝なさいね?出来るだけ早く帰って来るから。」
「うん。」
お母さんは会社の社長さん。大きい会社じゃなくて小さい会社なんだけど。
お父さんは海外で働いていて帰ってくるのは年に1〜2回。
寂しいけどお兄ちゃんがお父さんの代わりもしてくれて頼もしい。
さ...寝よっかな...

