「愛紗~!」



「愛莉?」



「こっちこっちっ!」



「なにー?」



「スマホ、持って来たからたくさん写真撮ろーね! 」



「うん!」



「おーい、お前らー。集まれー。」



「行こっ!」



「実行委員前なー。点呼しろー。」



「先生、颯真がいない...」



「荒井?珍しいな、荒井が遅刻なんて。」



「遅れてすいませんっ!」



「おぉー。荒井!大丈夫だ、今点呼してたところだからな。」



いや...ちょっとまって…



颯真の私服、かっこよすぎ...



バンッ―



「痛...!紙くずれるじゃん!」



「結んでるの珍しいな。」



「たまには...」



「可愛いぞ。」



「なっ...!」



「フッ。」



「颯真だって、かっこいいし...」



「は...っ?!」



そう言うと颯真は下を向いた。



「颯真~?」



「見んな、馬鹿。」



「もしかして、照れてる~?」



「うっせ。」



「颯真、可愛い~っ!」



「...愛紗には負ける。」



「え。」



マジハズイ...



顔見れないし...



私は顔を隠した。



「照れとる?」



「颯真の馬鹿~!」



「仕返し~っ!」



「んじゃ、そろそろ出発しまーす!みんなバスに乗れ~!」



先生の言葉でみんなが立ってバスに向かう。




乗ったら席、隣だから近くよ...



緊張する...



「愛紗っ!」



「?」



「早く乗らんとみんな待っとる。」



「あぁー。ごめんごめん...」



よいしょっと...



ついに...修学旅行。



東京に出発です...