「うぃー。お前らもうすぐ修学旅行なのは知ってるな?今日は実行委員を決めるからなー。」
修学旅行か…楽しみだなぁ…
「誰かしたいやついないかー?」
実行委員...やってみよっかな♪
「はーいっ!私しまーすっ!」
「吉田か〜!!ぴったりだな。もう1人お願いできるか〜?」
「「...。」」
「誰もいないのか〜?」
「だって雑用係だろー?したくねーよ。」
「それに可愛い子としてーよ。吉田って男子じゃん!」
「おい、中津~?私は女子だよー?」
「何言ってんだよ?オレらの男子友だろー?」
私だって女子なのに...
仲が良かった友達に男子だと言われるだなんて...
ショックだよ...
「オレがする。」
「颯真?!」
「中津~?わりぃなぁ。大好きなやつと実行委員させてやれなくて。でも、立候補できねーお前がわりぃからな?」
「な...?!」
「ということでセンセー、オレがするけん。」
「お〜!いーじゃねーか〜。吉田と荒井、よろしくな。放課後、集まりあるからな。じゃ、今日は終わり〜。さよなら。」
「よし...だ...よし...だ...愛紗っ!」
「な...?!」
「やっと気づいた。行かねーの?実行委員の集まり。」
「あ...行く...。」
「なぁ。」
「お前は落ち込むことねーよ。」
「何が?」
「お前は女子だ。じゃーぶん可愛いぞ。」
「な...何!急に!」
「ん?お前が落ち込んでるかなーと思ってさ。さ、行くぞ。」
何よ...
愛紗って呼んだり、可愛いって言ったり...
〝好き〟って言いたくなっちゃうよ...

