私と幼馴染みの同棲生活


私は新たな高校生活を咲子と一緒に始めることになった。

「咲子と同じクラスだね。よかったー」
「私もだよ。舞ちゃん」

私と咲子は廊下を歩く。

「じゃあ、呼んだら入ってきたね」

先生も女の人で優しそうだ。
そして、先生は教室の中に入っていった。

「なんか、緊張するね。舞ちゃん」
「うん、そうだね」
「メールで言ってた人がいたら教えてね」
まあ、こんなやりとりをしながら先生が呼ぶのを待っていた。

「じゃあ、入ってー」
先生が呼ぶ声が聞こえた。
私と咲子は目を合わせながら教室のドアを開ける。

「じゃあ、自己紹介をしてください」

先生に言われて私と咲子はまた、目を合わした。
この目は先に言ってという目だった。

「私の名前は久留巳舞です。こんな時期になってしまいましたが、よろしくお願いします」
パチパチパチパチ

皆は私の自己紹介で拍手をしてくれた。
次は咲子の番だったが、咲子は頭が真っ白になっている。
手を見ると震えているのがわかった。
私は咲子の手を握り、大丈夫だよと呟く。

「えっーと、桐原咲子…です。よろしくお願いします」
パチパチパチパチ
拍手がおこった。

「はい。では、久留巳さんと桐原さんは後ろのあの二つの席ね」
このクラスの先生はとてもいい人だ。私と咲子を隣同士にしてくれた。