私と幼馴染みの同棲生活

「あの、さきほど電話を頂いた久留巳ですけど…。」
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
私は看護師にある病室に連れてこられた。そして、その病室のベットにはよく知っている二人が寝ていた。
「実はさきほど、交通事故にあって重傷を負っていまして、電話をしている最中に…。」
それ以上の言葉は頭の中に入らなかった…。お母さんとお父さんが目をつぶっている姿しか見ることができなかった。とてももきれいな顔をしている母と疲れがたまっている顔の父がこれで死んでいるなんて思いたくもなかった。
バタン!!
そのまま私は病室で気を失ってしまった。
そして、焼失することとなった父と母。
「お母さーん!!お父さーん!!いやー!!!!」
私のその叫びは響いていた。

「舞ちゃん、久しぶりね」
その声はどこかで聞いたことのある声だった。
「私の家に来ない?」
私は無意識に頷いたらしい。