私と幼馴染みの同棲生活


咲子と仲直りして、朔くんとの関係も取り戻して一ヶ月後。

私と咲子でいうと始めての高校での初めての修学旅行。
今、私たちのクラスは修学旅行についての話し合いで盛り上がっている。

「はい。今から自由行動のグループを決めてください。」

自由行動は皆が一番修学旅行で楽しみにしているものだ。

理由は班が自由ということ。
時間内ならば、どこに行ってもいいということ。

それが皆が楽しみにしていることだ。

「ねえ、朔。あたしらとグループにならん?」

さらに条件がひとつある。

それは、男女とも三人ずつのグループであること。
だから、女子は男子を誘いに行くのだ。

私は中学校の時からの朔くんをしらないからか驚いた。
朔くんは女子からモテることに…。

「ねえ、舞ちゃんはあいつを誘わないの?」
咲子がそう聞いてきた。
確かに朔くんを誘いたい気持ちはあるけど、あんなに女子から人気があったらねー。