私と幼馴染みの同棲生活


「なにやってるんだよ」
そこには女子の手首を掴んでいる男子がいた。その男はいつも私のそばにいる人。

「さ……朔くん?」
そう、朔くんだった。
きっと、咲子を助けにきたのだろう。
別に私には関係ないことだけど……。

「俺の幼馴染みに手を出すのやめてくれる?それに幼馴染みの大切な友達にも……。」
俺の幼馴染みに手を出すな?私のこと幼馴染みだと思っててくれたの?
私、あんなこと言ったのに…………。

「何?このイケメン。あんたが呼んだの?サイテーな女ね」
私はその言葉にムカついた。
あんたたちの方がサイテーな女なのに。

「あんたらがそれ言う?俺は、呼ばれたから来たんじゃなくて幼馴染みのピンチにかけつけただけだ。」
朔くんが女子たちにそう言った。
正直、半分嬉しかった。
小学校の時から、告白したときから嫌われたかと思っていたから。

「なっ………。」


「これから、俺の幼馴染みと幼馴染みの大切な友達に手を出したら、俺が許さねーから!!」
私はその言葉に聞き覚えがあった。

そう、小学校の時もその前も私が友達がいなくてクラスの人に仲間はずれにされたとき…。
「俺の幼馴染みを仲間はずれにするの、やめてくれる?」
いつも、私を仲間に引き入れてくれたには朔くんだった。
私が初恋したのは・・・・そのときからだった。