「アラ!おとりこみ中だったかな?!」

・・・・・はぁ・・・。

「お母さん・・・」

「式、始まるわよ!」

それだけ言うをまたドアを開けた。

「お母さん、おもしれーなw」

「うん。なんだかんだ言って、憎めない人」

飛鳥の手が私に伸びた。

「そんな子になってほしい」

私のお腹にそっと触れた。

「やだよ・・・。産まれる子は、トロくて、ベタで、人の話聞かないで、ヘタレで・・・優しい子がいい」

そう言うとクスッと笑い。

「オレは、いつも弟あつかいで、ぎこちなくて、すぐ泣いて、大胆で、色っぽくて、浮気は・・・してほしくないけど・・・笑顔が可愛い子がいい」

そして、二人で笑いあった。