「爽音~帰ろっ♪」 「ごめんっ、今日、用事あるんだ!」 両手を顔の前で合わせあやまる。 「・・・わかった。じゃ、飛鳥と帰ろっ」 「あぁ・・・飛鳥くんならもう帰ったよ!さっき窓から見えた!!」 飛鳥も、帰ったんだ・・・。 なんか爽音、様子変だな。 気付くと爽音がいなかった。 下駄箱まで一緒に行ってくれたっていいじゃん。 階段をかけ降りた。 でも、爽音はすでに校舎を出て家とは逆方向に歩いていた。