『西中伝統って…?』 1人満足してる輝に聞いてみる。 『守られる者の右ボタンと守る者の左ボタン』 なに、それ…。 『僕は陽葵を守るから左ボタンあげる。 陽葵は僕に守られるから右ボタン貰ったってこと。』 『つまり、陽葵、何かあったら僕が守るよ』 涙が溢れてポロポロと雫が落ちる。 あー、もう、ほんと輝が大好きだ。